2002年1月に下の図のようにADSLを導入して家庭内LANを構築しましたのでご紹介します。

 

LANケーブルの加工

必要なパーツなど
モジュラーコネクタとそのカバー

10個で数百円で購入可能
10BASE-TのLANケーブル

ツイストペアケーブルといって中の8本の
線が2本ずつよりあわせてあります。

芯線が、単線のものとより線のものがあり
ます。どちらかというとより線のものの方が
柔らかくていいですが、値段は少し高いです。
モジュラーコネクタのかしめ工具

バネの付いているものと、付いていないものが
あり、付いているものは7千円位します。
これはバネの付いてないタイプのもので3800
円で購入しました。しめるのにちょっと力がいり
ますが、特に問題ありません。

芯線を切るためのカッターも付いています。

このほかに被覆を剥くためのカッターが必要
です。
このほかに、穴をあけるためのドリル、配線を覆うモール、ステップル等があればいいと思います。

モジュラーケーブルの加工方法
LANケーブルの外側のビニル被覆を7センチくらい
カッターで剥きます。実際に使うのは1センチ程度
なのですが、ツイストをまっすぐにするために少し
長めに被覆をはがす方がよいと思います。

オレンジ、青、緑、茶色の電線が、原色と白の混
じった線とが2本ずつねじられて入っていることが
分かります。
ケーブルの加工を始める前に、モジュラーのカバー
を通しておきます。

私は時々これを忘れて、あとでひどい自己嫌悪に
陥ります。
ツイストをよりもどして、1本ずつにしっかりのばし
ます。

このときの順番は左からオレンジ/白、オレンジ、
緑/白、青、青/白、緑、茶/白、茶です。
(ストレート接続)

これを間違えるとつながらないので注意してくださ
い。
中の電線をそろえたら、かしめ工具の手前にある
ケーブルカッターで1センチくらいにきります。

先端をよくそろえることがこつです
先端をそろえて切ったLANケーブルをモジュラーに
差し込みます。

モジュラーのクリップを下にして、左からオレンジ/
白〜〜茶になるようにします。

うまくそろっているとスルッという感じで入ります。
端子のある奥の方まで、しっかり入れます。
かしめ工具の溝にちゃんと合わせて、満身の力を
込めて、ギュッとしめます。

細い線の被覆を一つ一つ剥く必要はありません。
モジュラーの端子の奥にはとがった部分があり
それが、1本1本のビニル被覆に食い込んで電気
的に接続されます。
私は片手でしめてから、もう一度両手で

ギュッと締めます。
外側の被覆もモジュラーの中にちゃんと入るよう
になります。
最初に入れたカバーをかぶせて完成です。

本当は、LANケーブルテスターがあれば、ちゃんと
できたか分かるのですが、12000円もするので
私は持っていません。

でも、この方法でやって、今までに失敗はないよう
です。