ADSLの高速化について

 当地にはADSL回線はNTTのものしか来ていません。都会では、いろいろな選択肢があっていいなあと思いますが、それでもあるだけいいかなと思ってフレッツADSLに加入しました。NTTの収容ビルから私の自宅まで3kmほどあり、当初NTTの人から「ADSLの速度が出ないかもしれない」「一応テストしてみますがだめかもしれない」と言われました。でも、テストしたら「ABCのうちAランクが出ました」といわれたので、半信半疑で申し込みました。
 申し込んで2週間ほどで、モデムや書類などが届きました。モデムはレンタル、工事は自分でやる方法を選択しました。


接続は、説明書通りにやったらちゃんとできました。ドライバのインストールなども、専用のCDROMの指示通りにしたら特に問題なくできました。
無線LANのルーターはNECのもので、これも付属CDROMがよくできていて、結構簡単に接続ができました。


しかし、速度が出ないのです!速度を測るホームページに接続してテストしたら、当初は500kbpsしかでないのです。


ADSLは1.5MBpsなのに、その3分の1ではとても満足できません。いろいろ調べると、ADSLはノイズに弱いとのこと。ここで私は、ノイズ退治に乗り出しました。アマチュア無線で培ったノウハウを生かし、コモンモードのトロイダルコアを活用しました。これは、1個2〜300円でパソコンショップで売っています。円形でなくても、AMラジオを分解して中のバーアンテナを利用(ケーブルを巻き付ける)してもきっとうまくいくと思います。

この写真は、ノイズ退治のためにいろいろと対策をしたものです。左側に見えるのはNTTのADSLモデムです。

対策1 電源ケーブル
モデムの電源コードをコアに巻き付け、ACからのノイズをカットする。コンセントは、テーブルタップなどからとらず、壁のコンセントから直接取ることが大切です。コンセントの2つの極をさす向きを変えても少し速度が変わりました。

対策2 電話線
電話線は大変ノイズに弱いとのこと。写真中央にあるスプリッタの入り口(上側、NTT回線)にも、下側ADSLモデム側にもコアをつけました。特にモデム側は電話線を極端に短くしました。(配線が見やすくなるように電話機へ行く配線ははずしてあります)

対策 その他
ADSLは使っているうちにだんだん速度が低下します。電源からの回り込みがその大きな原因だということですので、私は週に1回は電源コードを抜いて1分後にまた差すということをやっています。

このような対策をしてから、速度は大幅にアップしました。現在は950kbps〜1Mbpsで快適に動作しています。